目次
国による介護の仕組みの違い
| 国 | 費用の支え方 | 特徴 |
|---|---|---|
| 日本 | 介護保険(社会保険) | 2000年に始まり、40歳以上が保険料を払う。サービスを使うときの自己負担は所得に応じて1〜3割 |
| ドイツ | 介護保険(社会保険) | 日本より早く導入。在宅サービスは1995年、施設サービスは1996年に始まった。年齢にかかわらず医療保険の加入者が対象 |
| スウェーデン・デンマークなど北欧 | 主に税 | 自治体が中心になって、自宅で暮らし続けるための在宅ケアを提供する |
| アメリカ | 自己負担・民間保険が中心 | 公的な医療保険(Medicare)は、日常の生活の介助(custodial care)を原則として対象にしない。所得の少ない人はMedicaidで支援を受けられる場合がある |
介護職の待遇と働き方の違い
日本:処遇改善の取り組みと人手不足
日本では、介護職員の賃金を上げるための「処遇改善加算」が介護報酬に設けられていて、2024年度にそれまでの3つの加算が「介護職員等処遇改善加算」に一本化されました。 それでも、高齢者が増えるのに対して働く人が足りないことが大きな課題で、在留資格「特定技能(介護)」などで、海外から介護の仕事をする人を受け入れる仕組みも広がっています。海外:在宅ケアと役割分担
- 北欧では、自治体の在宅ケアのスタッフが利用者の家を回り、できるだけ自宅で暮らせるよう支える形が中心
- 職種ごとの役割分担がはっきりしていて、看護、身の回りの介助、家事援助などを担当で分ける国が多い
- アメリカでは、介護の費用を家族や本人が負担することが多く、家族が仕事を休んで介護をすることも少なくない
スグレタブログ編集部海外の介護の話を聞くと日本の現場が遅れているように感じるかもしれませんが、介護保険で多くの人がサービスを使えるのは日本の強みです。良いところは取り入れ、比べすぎないことも大切です。
テクノロジーで介護の仕事を楽にする
人手不足への対策として、日本でも海外でも、機器やシステムで介護の負担を減らす取り組みが進んでいます。- 見守りセンサー:夜間の見回りの回数を減らし、利用者の眠りもさまたげにくい
- 移乗の介助をするロボットや、腰の負担を減らすアシストスーツ
- 介護記録をタブレットで入力し、職員どうしで情報を共有するシステム
日本で介護の仕事をする人が海外から学べること
- 利用者が自分でできることを残し、自宅での暮らしを支える「自立支援」の考え方
- 職種ごとに役割を分け、専門の仕事に集中できる体制
- 機器を使って体の負担を減らし、長く働ける職場をつくること
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海外の介護事情のよくある質問
日本の介護保険はいつから始まりましたか?
2000年に始まりました。40歳以上の人が保険料を払い、介護が必要になったら所得に応じて1〜3割の自己負担でサービスを受けられます。
海外にも介護保険はありますか?
ドイツには社会保険方式の介護保険があり、在宅サービスは1995年、施設サービスは1996年に始まりました。北欧は主に税で、アメリカは自己負担や民間保険が中心です。
アメリカの公的医療保険は介護も対象ですか?
Medicareは、入浴や着替えなど日常の生活の介助(custodial care)を原則として対象にしていません。所得の少ない人はMedicaidで支援を受けられる場合があります。
日本の介護職の待遇はよくなっていますか?
介護報酬に処遇改善加算が設けられ、2024年度に介護職員等処遇改善加算へ一本化されました。ただし人手不足は続いていて、課題が残っています。


