目次
コールセンターシステムを構成するしくみ
コールセンターシステムは、一つの製品というより、いくつかのしくみを組み合わせたものです。| しくみ | 役割 |
|---|---|
| PBX(構内交換機) | 外からの電話を社内の内線につなぎ、転送や保留を行う |
| CTI | 電話とパソコンをつなぎ、着信と同時にお客様の情報を表示する |
| ACD(着信の自動振り分け) | 空いているオペレーターや、得意分野の担当者に電話を回す |
| IVR(自動音声応答) | 「〇〇の方は1を」の案内で、用件ごとに窓口を分ける |
| CRM(顧客管理) | お客様の情報と、過去の問い合わせの履歴を管理する |
コールセンターシステムの主な機能
- 着信時のお客様情報の表示(ポップアップ)
- 通話の録音と、あとからの聞き直し
- 管理者による通話のモニタリングや、オペレーターへのささやき(ウィスパー)
- 待ち呼数や応答率など、リアルタイムの状況表示
- リストをもとにした自動発信(アウトバウンド向け)
- 通話内容の文字起こしや要約(AI機能のあるサービス)
オペレーターの負担と離職を減らす使い方
コールセンターの仕事は、次々に入る電話への対応や、強い口調の苦情への対応が続くため、オペレーターの負担が大きくなりがちです。 一人ひとりの負担が重いと、辞める人が増え、残った人にさらに負担がかかるという悪循環にもなります。- IVRで用件を分け、オペレーターが答えやすい電話だけが届くようにする
- お客様情報と過去の履歴を着信と同時に表示し、確認の手間を減らす
- 文字起こしや要約の機能で、通話後の記録の時間を短くする
- モニタリングで、困っているオペレーターに管理者がすぐ助け舟を出す
- 通話の録音を残し、トラブルのときに事実を確かめられるようにする
カスタマーハラスメント対策も事業主の義務に
厚生労働省によると、2026年10月1日から、改正労働施策総合推進法によりカスタマーハラスメントを防ぐための措置が事業主の義務になりました。 電話での言動も対象に含まれるため、通話の録音や対応履歴を残し、一人で抱え込ませずに上長へ引き継げる仕組みは、オペレーターを守るうえでも役立ちます。 問い合わせの記録の残し方や、カスハラにあたるかどうかの考え方は、問い合わせ管理システムの記事で詳しく紹介しています。
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スグレタブログ編集部システムの導入と一緒に、「この言葉が出たら上長に代わる」「通話が○分を超えたら一度保留して相談する」といった社内ルールを決めておくと、オペレーターが一人で抱え込まずに済みます。
クラウド型とオンプレミス型の違い
| 比べる点 | クラウド型 | オンプレミス型 |
|---|---|---|
| 導入までの期間 | 短い(機器の設置がほぼ不要) | 長い(機器の購入・設置が必要) |
| 初期費用 | 抑えやすい | 高くなりやすい |
| 在宅勤務 | ネットにつながれば対応しやすい | 社外からの利用には仕組みが必要 |
| 自由度 | サービスの範囲内で設定する | 自社に合わせて作り込みやすい |
コールセンターシステムの選び方
- インバウンド中心か、アウトバウンド中心か
- 席数と、繁忙期に増やせるか
- 今使っている顧客管理システムと連携できるか
- 通話品質と、障害のときのサポート体制
- 在宅のオペレーターでも使えるか
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コールセンターシステムのよくある質問
コールセンターシステムとは何ですか?
電話の受け答えを効率よく行うために、PBX、CTI、着信の自動振り分け(ACD)、自動音声応答(IVR)、顧客管理(CRM)などを組み合わせたシステムです。
CTIとは何ですか?
電話とパソコンをつなぐ仕組みで、着信と同時にお客様の情報を画面に表示したり、パソコンから発信したりできます。
コールセンターシステムで離職は減らせますか?
システムだけで解決するわけではありませんが、用件の振り分け、情報の自動表示、記録の自動化、管理者のフォローなどで、オペレーターの負担を減らすことにつながります。
クラウド型とオンプレミス型はどちらがいいですか?
導入の早さと初期費用、在宅勤務への対応を重視するならクラウド型、自社に合わせて細かく作り込みたいならオンプレミス型が向いています。


