ドッグフードは種類が多すぎて、何を基準に選べばいいのか分かりにくい商品です。
ランキング記事を見ても、サイトごとに1位が違います。
ただ、パッケージに書かれている情報を読めるようになると、判断の軸は自分の中に作れます。
総合栄養食かどうか、ライフステージ、主原料、添加物。
この4つを順番に見ていけば、愛犬に合う候補は絞り込めます。
マックアダムズドッグフードチキン公式サイトはこちらドッグフード選びで最初に見る4つの基準
候補が多すぎて決められないときは、この順番で絞ると迷いません。
総合栄養食かどうか
ペットフードは、ペットフード公正取引協議会の表示規約で目的別に4つに分類されます。
| 分類 | 位置づけ | 主食にできるか |
|---|---|---|
| 総合栄養食 | 毎日の主要な食事として与えるもの | できる |
| 間食 | おやつやご褒美として与えるもの | できない |
| 療法食 | 特定の疾患に配慮して設計されたもの | 獣医師の指導のもとで |
| その他の目的食 | 上記以外。副食やふりかけなど | できない |
総合栄養食は「毎日主要な食事として給与するもので、そのペットフード及び水のみで、決められた成長段階における健康を維持できるような栄養的にバランスのとれたもの」と定義されています。
協議会は栄養基準と給与試験のプロトコルを定め、会員に対して最終製品の分析試験または給与試験の要件を満たすことと、協議会への届け出を義務づけています。
主食として与えるなら、パッケージに「総合栄養食」と書かれているかを最初に確認してください。
おいしそうに見えても、「その他の目的食」を主食にすると栄養が偏ります。
ライフステージと体格に合っているか
必要な栄養量は、年齢と体格で変わります。
| ライフステージ | 時期の目安 | 重視される点 |
|---|---|---|
| 幼犬(パピー) | 離乳後〜1歳ごろ | 成長に必要なタンパク質とカルシウム、高めのエネルギー |
| 成犬(アダルト) | 1歳〜7歳ごろ | 体重維持を前提としたバランス |
| 高齢犬(シニア) | 7歳ごろ〜 | 代謝低下に合わせたカロリー調整と消化のしやすさ |
| 全年齢対応 | オールステージ | 幼犬の基準を満たす設計。給与量で調整する |
シニアに切り替える時期は犬種や体格によって差があります。
小型犬は大型犬より高齢期に入るのが遅い傾向があるため、年齢だけで機械的に切り替える必要はありません。
体重の増減や活動量の変化を見ながら、獣医師に相談して決めるのが確実です。
主原料が何か
原材料欄の最初に書かれているものが、そのフードの中心になる素材です。
- チキン、ラム、サーモンなど、具体的な肉や魚の名前が最初にある
- 何の肉か分かる表記になっている
- 使用部位が明記されている
- 「肉類」「動物性油脂」のように、何を使っているか分からない表記が中心
- 穀物やその副産物が最初に並んでいる
犬は雑食寄りの動物なので、穀物が入っていること自体が問題になるわけではありません。
見るべきなのは「穀物の有無」ではなく、動物性タンパク質がきちんと主役になっているかです。
穀物にアレルギーがある犬の場合は、グレインフリーが選択肢になります。
添加物の使われ方
添加物は、目的によって役割が違います。
| 種類 | 役割 | 見方 |
|---|---|---|
| 栄養添加物 | ビタミンやミネラルの補給 | 栄養バランスを整えるために必要 |
| 酸化防止剤 | 油脂の酸化を防ぐ | 品質保持に必要。天然由来のものもある |
| 着色料 | 見た目を整える | 犬にとっての必要性は低い |
| 甘味料・香料 | 嗜好性を上げる | 食いつき重視の設計に使われる |
すべての添加物が悪いわけではなく、酸化防止剤がなければ油脂が傷んでかえって危険です。
気にするなら、着色料のように犬にとっての必要性が薄いものから見ていくと判断しやすくなります。
パッケージ表示の読み方
法律で表示が義務づけられている項目
ペットフードは、2009年6月1日施行のペットフード安全法(愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律)の対象です。
対象になるのは犬用と猫用のペットフードで、農林水産省と環境省が共管しています。
消費者に適切な情報を提供するため、次の項目を日本語で表示することが義務づけられています。
- 名称
- 賞味期限
- 原材料名
- 原産国名
- 事業者名および住所
この5項目が書かれていない製品は、国内で正規に流通しているものとして扱えません。
個人輸入品や並行輸入品を検討する場合は、表示の有無を必ず確認してください。
原材料は使用量の多い順
原材料名は、使用量の多い順に書かれています。
最初の3つを見れば、そのフードが何でできているかはおおよそ分かります。
ただし、注意したい書き方もあります。
- 同じ素材を「〇〇粉」「〇〇ミール」のように分けて書き、それぞれの順位を下げている
- 生肉の状態で計量し、水分を含んだ重量で上位に置いている
1つの表記だけで判断せず、原材料欄全体を眺めるようにしてください。
成分(保証分析値)の見方
タンパク質や脂質などの割合が記載されている欄です。
| 項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 粗タンパク質 | 成長期や活動量の多い犬ほど多く必要になる |
| 粗脂肪 | エネルギー源。体重管理中は控えめのものを選ぶ |
| 粗繊維 | 多すぎると他の栄養の吸収を妨げることがある |
| 水分 | ドライは10%前後、ウェットは75%前後 |
| 代謝エネルギー | 100gあたりのカロリー。給与量の計算に使う |
ドライとウェットを数値で比べるときは、水分量が違う点に注意してください。
水分を除いた状態に換算しないと、同じ土俵での比較になりません。
フードの種類と形状の選び方
種類ごとの特徴を比較
| 種類 | 水分量 | 向いている犬 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ドライ | 10%前後 | 日常の主食全般 | 水を十分に用意する |
| ウェット | 75%前後 | 食欲が落ちた犬、噛む力が弱い犬 | 開封後は日持ちしない |
| セミモイスト | 25〜35%程度 | ドライを食べにくい犬 | 保存性を保つ工夫が必要 |
| フリーズドライ・エアドライ | 低い | 嗜好性を上げたいとき | 価格が高め |
ドライは保存しやすく、1食あたりの価格も抑えられるため、主食として選ばれることが多い形です。
ウェットは香りが立ちやすく食欲を刺激しますが、それだけで栄養を満たすには「総合栄養食」の表示があるものを選ぶ必要があります。
粒の大きさと形
小型犬は口も歯も小さいため、粒が大きいと噛み砕けずに丸のみしがちです。
マルチーズやトイプードルのような超小型犬なら、小粒タイプを選ぶと食べやすくなります。
- 丸のみが多いなら、粒を小さくするか少し砕いて与える
- 食べこぼしが多いなら、平たい形より丸みのある形を試す
- 早食いする犬には、粒の形で食べる速度を落とす工夫がある
中大型犬の場合は、逆に粒が小さすぎると噛まずに飲み込んでしまいます。
製法による違い
加熱の方法によって、風味や栄養の残り方が変わります。
一般的なドライフードは高温高圧で押し出すエクストルーダー製法が中心です。
一方、オーブンでじっくり焼き上げる製法を採用しているフードもあります。
マックアダムズのドッグフードは、このオーブンベイク製法を採用し、原材料の風味を残す設計になっています。
原材料には英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)が承認した農場の放し飼いチキンを使用し、穀物を使わないグレインフリーになっています。
与え方と切り替えのコツ
給与量は体重ではなく体型で調整する
パッケージの給与量は目安です。
同じ体重でも、運動量や去勢避妊の有無で必要なカロリーは変わります。
- 肋骨を軽く触って、骨の存在が分かる程度が目安
- 上から見て、腰にゆるやかなくびれがある
- 横から見て、お腹が後ろに向かって上がっている
肋骨が触れないなら与えすぎ、はっきり浮き出ているなら足りていない可能性があります。
1日の回数は、成犬なら2回に分けるのが一般的です。
子犬は消化器官が未熟なため、3回から4回に分けます。
切り替えは1週間かけて
フードを急に変えると、下痢や嘔吐の原因になります。
新しいフードを全体の4分の1程度混ぜます。
半分ずつの割合にします。便の状態を毎日確認します。
新しいフードを4分の3程度まで増やします。
すべて新しいフードに切り替えます。軟便が続く場合は前の割合に戻します。
切り替え中に下痢が続くようなら、無理に進めず獣医師に相談してください。
水と保存
ドライフードは水分が10%前後しかないため、新鮮な水を常に用意しておく必要があります。
水分が足りないと、便秘や尿路のトラブルにつながることがあります。
- 袋の口をしっかり閉じ、直射日光と高温多湿を避ける
- 大袋より小さい袋を選び、1か月以内に使い切る
- 開封日を袋に書いておく
- 油が酸化するため、冷蔵庫での保存は結露に注意する
「やめたほうがいい」という情報をどう受け止めるか
ランキングやワースト情報の見方
検索すると、おすすめランキングとワーストランキングの両方が出てきます。
同じ商品が片方で1位、もう片方で下位に置かれていることも珍しくありません。
- 評価基準が明示されているか
- 誰が評価したのか、専門的な立場の人が関わっているか
- 指摘の根拠が、原材料表示など確認できる情報に基づいているか
基準が書かれていないランキングは、順位そのものより指摘の中身を見てください。
結局のところ、パッケージ表示を自分で読めるほうが、どのランキングより頼りになります。
特定ブランドの評判をどう扱うか
大手ブランドについて否定的な意見を見かけることがあります。
ただ、犬によって合う合わないがあるのは、どのブランドでも同じです。
療法食を扱うブランドの製品は、疾患に合わせて設計されています。
健康な犬に自己判断で与えるものではなく、獣医師の指導のもとで選ぶ前提になっています。
獣医師に相談したほうがいいサイン
フードを変えても改善しない不調は、食事以外に原因があることもあります。
- 下痢や軟便が1週間以上続いている
- 皮膚のかゆみや赤みが繰り返し出る
- 急に食べなくなった、体重が短期間で落ちた
- 嘔吐が続いている
アレルギーが疑われる場合、原因の特定には獣医師の診断が必要です。
自己流で除去食を続けると、かえって栄養が偏ることがあります。
ドッグフードのよくある質問
- ドッグフードはやめたほうがいいと聞きましたが本当ですか
-
市販のドッグフード全体を避ける必要はありません。
「総合栄養食」の表示がある製品は、それと水だけで指定された成長段階の健康を維持できる栄養バランスに設計されています。
手作り食は栄養設計の難易度が高く、続けるなら獣医師や専門家の設計を受けたほうが安全です。
- ワーストランキングに入っているフードは避けるべきですか
-
順位そのものより、何を根拠に指摘しているかを見てください。
評価基準が示されていないランキングも多く、同じ商品が別のサイトで上位に置かれていることもあります。
原材料欄と成分表示を自分で確認するほうが、判断としては確実です。
- グレインフリーのほうが体にいいのですか
-
すべての犬にとって優れているわけではありません。
犬は穀物も消化できるため、穀物が入っていること自体が問題になるわけではありません。
穀物にアレルギーがある場合や、獣医師から指示があった場合に選ぶ選択肢と考えてください。
- 添加物は入っていないほうがいいですか
-
種類によります。
酸化防止剤は油脂の劣化を防ぐために必要で、なければかえって品質が保てません。
着色料のように犬にとっての必要性が薄いものから気にしていくと、判断しやすくなります。
- フードの切り替えはどのくらいかけるべきですか
-
1週間ほどかけて少しずつ混ぜる割合を増やす方法が一般的です。
急に全量を変えると、下痢や嘔吐の原因になります。
切り替え中に軟便が続く場合は前の割合に戻し、改善しなければ獣医師に相談してください。
- シニア用にはいつ切り替えればいいですか
-
7歳前後が一つの目安ですが、体格によって差があります。
小型犬は大型犬より高齢期に入るのが遅い傾向があり、年齢だけで決める必要はありません。
活動量の低下や体重の変化を見ながら、健康診断の際に獣医師へ相談すると判断しやすくなります。
- 小型犬にはどんな粒を選べばいいですか
-
口と歯が小さいため、小粒タイプが食べやすくなります。
マルチーズやトイプードルのような超小型犬では、粒が大きいと噛まずに丸のみしがちです。
食べ方を観察して、噛んでいないようなら粒を小さくするか軽く砕いて与えてください。
- 開封後はどれくらいで使い切ればいいですか
-
1か月以内を目安にしてください。
ドライフードは油脂が酸化するため、大袋を長く使うより小さい袋を回すほうが品質を保てます。
袋の口をしっかり閉じ、直射日光と高温多湿を避けて保存します。
表示を読めるようになればフード選びは迷わない
ドッグフードは商品数が多く、情報も錯綜しています。
それでも、見るべき順番を決めておけば判断はできます。
- 総合栄養食:主食にするならこの表示があるものを選ぶ
- ライフステージ:年齢と体格に合った設計になっているか
- 主原料:具体的な肉や魚の名前が最初に来ているか
- 添加物:必要な役割があるものかどうかを分けて見る
そして、フードを変えたら便と体型を観察してください。
犬にとって合っているかどうかは、ランキングではなく愛犬の状態が教えてくれます。
不調が続くときは、フードを変え続けるより獣医師に相談するほうが早く解決します。
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