目次
国際ファクタリングとは
国際ファクタリングは、海外の輸入者が代金を払わなかったときに備えて、ファクタリング会社に代金の支払いを保証してもらう仕組みです。 世界のファクタリング会社が連携する組織があり、ジェトロによると、有力な組織としてFCIがあって、日本の大手銀行系のファクタリング会社が参加しています。流れ
- 輸出者が、日本のファクタリング会社に輸入者の信用保証を依頼する
- 日本のファクタリング会社が、輸入者の国の提携ファクタリング会社を通じて輸入者を調べ、保証する額(信用限度額)を決める
- 輸出者が商品を送り、売掛金の情報をファクタリング会社に伝える
- 輸入者が期日に払わなければ、ファクタリング会社が代金を払う
保証されないもの
国際ファクタリングで守られるのは、輸入者の不払いなどの信用事故だけです。 戦争や送金の停止などの非常危険や、「品物に問題がある」というマーケットクレームのような争いは、保証の対象外です。フォーフェイティングとは
フォーフェイティングは、輸出代金として受け取った期限付きの手形などを、銀行などが買い取る仕組みです。 ジェトロによると、買い取る銀行が遡及権(買い戻しを求める権利)を放棄するため、手形が期日に払われなくても、輸出者は買い戻す必要がありません。 輸入者やL/C発行銀行が払わないリスクに加え、その国で外貨の送金が止まるといったカントリー・リスクからも解放されます。 決済までの期間が長い取引にも使われます。
スグレタブログ編集部初めての国の取引先と取引するときは、代金の回収方法を見積もりの段階で決めておきましょう。契約したあとで条件を変えるのは難しくなります。
国際ファクタリングとフォーフェイティングの違い
| 比べる点 | 国際ファクタリング | フォーフェイティング |
|---|---|---|
| 主な目的 | 輸入者の不払いに備えた代金の保証 | 手形などを買い取ってもらい、すぐに現金にする |
| 対象になる取引 | L/Cを使わない送金などの取引が中心 | 期限付きの手形、L/C付きの取引など |
| 期間 | 一般に180日以内の短期が中心 | 決済期間の長い取引にも使われる |
| カバーするリスク | 輸入者の信用事故(非常危険は対象外) | 支払いのリスクに加え、送金停止などのカントリー・リスク |
| 輸出者が買い戻す義務 | 保証の範囲内ではなし | なし(遡及権を放棄) |
L/Cや貿易保険との使い分け
- L/C(信用状):輸入者の銀行が支払いを約束する。確実性は高いが、手続きに手間と費用がかかる
- 国際ファクタリング:L/Cを使わない取引で、輸入者の不払いに備えたいとき
- フォーフェイティング:期限付き手形を早く現金にし、カントリー・リスクも外したいとき
- 貿易保険:日本貿易保険(NEXI)が、輸入者の不払いや、戦争・送金停止などの非常危険による損失を補う保険を扱っている
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国際ファクタリングとフォーフェイティングのよくある質問
国際ファクタリングとは何ですか?
海外の輸入者が代金を払わなかったときに備えて、ファクタリング会社に代金の支払いを保証してもらう仕組みです。世界のファクタリング会社が連携して輸入者を調べ、保証します。
国際ファクタリングで戦争や送金停止は補償されますか?
ジェトロによると、国際ファクタリングがカバーするのは輸入者の不払いなどの信用事故だけで、非常危険やマーケットクレームのような争いは対象外です。
フォーフェイティングのメリットは何ですか?
買い取る銀行が遡及権を放棄するため、手形が払われなくても輸出者は買い戻す必要がありません。送金停止などのカントリー・リスクからも解放されます。
手数料はだれが払いますか?
ジェトロによると、国際ファクタリングの手数料は輸出者が負担するのが原則です。


