格安SIMとは?大手との違い・選び方・乗り換え手順と注意点を総務省の案内で解説

格安SIMとは?大手との違い・選び方・乗り換え手順と注意点を総務省の案内で解説
格安SIMに乗り換えたいけれど、大手と何が違うのか、どの会社を選べばよいのかが分からない。 そう感じて、料金表を見比べるだけで手が止まっている人は少なくありません。 格安SIMは、使い方に合えば毎月の通信費をかなり抑えられる一方で、サポートの手段や混雑時の速度、キャリアメールの扱いは大手と違います。 この記事では、総務省「携帯電話ポータルサイト」の案内を中心に、格安SIMの仕組み、メリットと注意点、使い方別の選び方、乗り換えの手順と費用、契約後に困ったときの対処をまとめました。 料金は、公式サイトで確認できた2社(mineo・日本通信)の例だけを載せています。 ほかの会社の料金は変わりやすいので、申し込む前に必ず各社の公式サイトで確認してください。
目次

格安SIMとは?大手キャリアとの違い

格安SIM(格安スマホ)は、通信設備を持つ会社からネットワークを借りて携帯電話サービスを提供する会社のサービスを指すのが一般的です。 総務省は、こうした会社をMVNO(仮想移動体通信事業者)と呼んでいます。 一方、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルのように自社でネットワークを整備している会社はMNO(移動体通信事業者)です。 MVNOは、大手から回線を借りることで、低価格のプランや特徴のあるプランを出せる仕組みです。

MNO・オンライン専用ブランド・MVNOの違い

総務省の「携帯ブランドマップ」では、通信設備を持っているかどうかと、店舗での対面サポートがあるかどうかで携帯ブランドが分類されています。 格安SIMを選ぶときは、自分が見ているブランドがどこに当たるのかを先に押さえておくと比べやすくなります。
分類主なブランド(総務省の例)特徴
MNO(店舗あり)NTTドコモ、au、UQ mobile、ソフトバンク、ワイモバイル、楽天モバイルフルサービスで店舗も多い。サポートが手厚いブランドは料金が高い傾向
MNO(オンライン中心)ahamo、povo、LINEMO原則として対面サポートがなく、中価格から低価格
MVNO(店舗あり)イオンモバイル、mineo、J:COM MOBILE店舗や提携店で申し込める。大手より安いプランが多い
MVNO(オンライン中心)IIJmio、BIGLOBEモバイル手続きはオンライン。サポートはチャットやメールが中心の場合がある
ahamo、povo、LINEMOは、ドコモ・KDDI・ソフトバンクが出しているオンライン専用のブランドです。 名前に「格安SIM」と付いていなくても、オンライン中心で申し込む低価格帯のブランドとして、比較の候補に入れる人が多いサービスです。 ただし、総務省はオンライン専用プランについて、メインブランドとはサポート窓口もサービス内容も異なると案内しています。 たとえば同じ会社でも、ブランドが違うと家族通話無料の割引は使えません。

エリアと通話品質は大手と同じ?

総務省の案内では、MVNOの通信エリアは大手携帯会社と同じ、電話(音声通信)の品質も大手と同等とされています。 通話料は、大手より安い場合があります。 違いが出やすいのは、通信が混み合う時間帯のデータ通信速度と、サポートの受け方です。 大手と同等とは言えないのがデータ通信の品質で、お昼休みや通勤時間帯、夜間は遅くなる場合があります。

格安SIMのメリットと注意点

総務省は、MVNOについて、使った人からは満足度が高いという声もあり、注意点を理解すれば安くて便利に使えるサービスだと説明しています。 また、MVNOに乗り換えた人の満足度は、MNOに乗り換えた人より高い傾向があると紹介しています(総務省調べ)。

メリット

  • 低容量のプランが選べる:1GB、3GB、6GBなど、使う量に合わせたプランを用意している会社が多い。3GB以下で月額1,000円以下の会社もある
  • 通話料が安い場合がある:大手の半額にあたる30秒11円の会社もある
  • オンラインで手続きしやすい:申し込みから設定までスマホだけで済ませられる会社が多い
  • 特徴のあるプランがある:SNSや動画の通信量を数えないカウントフリー、速度の上限を決めて安くするプランなど

注意点

  • 店舗が少ない:オンライン対応が中心で、困ったときに店頭で相談できない会社が多い
  • 混雑時間帯は遅くなることがある:昼休み、通勤時間帯、夜間は通信速度が下がる場合がある
  • サポートが電話ではない場合がある:チャットやメールが中心の会社もある
  • 大手のサービスが使えないことがある:家族割、固定回線とのセット割、キャリア決済の合算払い、ポイントなどは引き継げない
「大手と同じ品質で料金だけ安い」とは限りません。 データ通信の速度が気になる人は、速度の計測結果を公表している事業者もあるので、契約前に確認しておくと安心です。
スグレタブログ編集部スグレタブログ編集部
格安SIMは「安い会社を探す」より「自分の使い方に合う会社を探す」ほうが失敗しにくいです。まず今の契約のデータ使用量と通話の回数を見てから、候補を絞ってみてください。

格安SIMの選び方:使い方別の判断基準

会社名から探すよりも、自分のスマホの使い方を先に整理したほうが、候補を絞りやすくなります。 総務省も、乗り換えの手順の最初に、現在のデータ通信量、通話料、オプション、家族割や固定回線のセット割を確認するよう案内しています。

まず1か月のデータ使用量を調べる

今の契約のマイページやアプリで、直近数か月のデータ使用量を見ます。 自宅や職場でWi-Fiにつなぐ時間が長い人は、月に1〜3GB程度に収まることもあります。 動画やゲームを外出先で使う人は、数十GBに達する場合もあります。 使用量に合わないプランを選ぶと、足りなくて追加料金がかかったり、余らせて割高になったりします。 迷うときは、実際の使用量より少し大きいプランから始め、あとで変更できる会社を選ぶ方法があります。

使い方別の目安

使い方向いている考え方確認すること
家ではWi-Fi、外では連絡とSNSが中心1〜3GB程度の低容量プラン容量を超えた後の速度、追加チャージの料金
外出先で動画や地図をよく使う15〜30GB程度の中容量以上のプラン昼休みや夜間の速度、速度制限の条件
電話をよくかける通話料が安い会社、またはかけ放題のオプション30秒あたりの通話料、かけ放題の時間と月額
店舗で相談しながら契約したい店舗や提携店で申し込めるブランド店頭サポートの範囲と手数料
家族や固定回線のセット割を使っている乗り換える前に割引額を計算する外れる割引額、固定回線や家族回線の違約金
SMS認証や緊急通報を使いたい音声通話付きのプランを選ぶデータ専用プランでは使えない機能がないか

通話の使い方で月額は大きく変わる

電話をほとんどかけない人は、LINEなどのアプリ通話で済ませる方法もあります。 ただし、病院や役所、配達業者などに電話をかける場面はあるので、通常の通話料がいくらかは確認しておきましょう。 mineoの公式サイトでは、国内通話料は30秒22円、10分かけ放題は月550円、時間無制限のかけ放題は月1,210円と案内されています(税込、2026年10月21日確認)。 日本通信の公式サイトでは、通話料は30秒11円で、大手の半額としています。 通話が多い人は、基本料金だけでなく、通話料とかけ放題を合わせた合計で比べてください。

公式サイトで確認できた料金の例(mineo・日本通信)

ここでは、公式サイトで内容を確認できた2社の料金を例として載せます。 金額や条件は予告なく変わることがあります。申し込みの前に、各社の公式サイトで今の内容をご確認ください。

mineoのマイピタ(音声通話付き)

mineoの公式サイトによると、音声通話とデータ通信を合わせたデュアルタイプのマイピタは、次の料金です(税込、2026年10月21日確認)。
コース月額基本料金(デュアルタイプ・税込)
3GB1,298円
7GB1,518円
15GB1,958円
30GB2,178円
50GB2,948円
容量を使い切った後も、最大200kbpsで通信できると案内されています。 追加でデータが必要なときは、パケットチャージが100MBあたり55円です。 また、混雑を避けるための速度制限として、3日間で10GB以上利用した場合の制限があると書かれています。 データ通信のみのシングルタイプは、3GBで月額880円です(税込)。 契約前に使い勝手を試したい人向けに、200MBのお試しコースもあります。 音声通話付きで月額1,100円、契約事務手数料は550円、利用期間は最大2か月で、満了後は自動的に3GBコースに移行します。
計算例:3GBで通話もする場合(mineo)

音声通話付き3GBコースの月額1,298円に、10分かけ放題の550円を足すと、月額は1,848円になります。

時間無制限のかけ放題(1,210円)を足すと、月額は2,508円です。

通話の長さによって、かけ放題を付けたほうがよいか、通話料を都度払うほうがよいかは変わります。

日本通信SIMの合理的プラン

日本通信の公式サイトでは、ドコモのネットワークを使う従量制のプランが案内されています(2026年10月21日確認)。
プラン月額内容
合理的シンプル290290円データ1GB。1GB単位で最大100GBまで追加でき、通話は30秒11円
20GBのプラン1,390円20GB。5分かけ放題、またはひと月70分までの無料通話
50GBのプラン2,178円50GB。5分かけ放題、またはひと月70分まで。追加は1GBあたり220円
ネットだけプラン1,200円データ通信専用の20GB。1GB以下の月は119円
合理的シンプル290では、データ使用量の上限を自分で設定できます。 公式サイトの例では、上限を4GBにしておくと、それ以上はデータを消費しません。 支払額は、設定した上限ではなく、実際に使ったデータ量で決まります。 公式サイトは、月に2〜3GB使う人の例として、月額510円を挙げています。 使わなかった月のデータは翌月に繰り越せない点は、事前に知っておきたいところです。 50GBのプランについては、公式サイトに2年縛り、最低利用期間、解約金はないと書かれています。
ネットだけプランは電話番号用ではない

ネットだけプランは、固定電話やフリーダイヤルへの電話、SMS認証コードの受信、110番や119番などの緊急通報ができないと公式サイトに書かれています。

LINEなどのアプリ通話は使えますが、メインの電話番号として使う回線には向きません。

タブレットや予備のスマホなど、データ通信だけで足りる端末向けのプランです。

料金を比べるときの見方

月額が安く見えても、通話料、オプション、事務手数料、容量を超えたときの追加料金を足すと、思ったより高くなる場合があります。 比較するときは、次の点を同じ条件にそろえて計算してみてください。
  • 音声通話付きか、データ専用か
  • データ容量と、使い切った後の速度
  • 通話料、かけ放題の有無と月額
  • 契約事務手数料やSIMカード代
  • 家族割や固定回線のセット割が外れる分
  • 最低利用期間や解約金の有無
海外旅行や出張で、スマホの翻訳アプリを使う予定がある人は、データ容量にも余裕を持たせておくと安心です。

通信量を使いやすいアプリの選び方や、入力した内容の扱いは、こちらでまとめています。

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乗り換え前に確認する費用と条件

総務省は、乗り換えのチェックポイントとして、乗り換え元と乗り換え先に分けて確認事項を示しています。 先に確認しておくと、乗り換え後の請求に驚くことを防げます。

乗り換え元で確認すること

  • 違約金:定期契約や最低利用期間があるプランでは、解約のタイミングによって違約金がかかる場合がある。解約月の料金が日割りか、1か月分かも契約内容で確認する
  • 家族割・固定回線とのセット割:乗り換えると割引の条件が外れて、家族や固定回線の料金が上がる可能性がある。固定回線や家族の契約を解約すると、そちらに違約金がかかる場合もある
  • 端末の分割払い:端末代を分割で払っている場合、乗り換えても支払いが終わるまで毎月請求が続く
  • オプションサービス:付けているオプションの解約忘れに注意する
  • 決済とポイント:携帯料金との合算払いは使えなくなる。付与されているポイントは回線の解約と同時に失効する場合がある
  • SIMロック:今の端末をそのまま使う場合は、SIMロックが解除されている必要がある

違約金のルール

総務省によると、2019年10月のルール見直し以降、主要な携帯会社とその関係会社が提供する料金プランでは、違約金に上限が設けられています。 上限は1,100円で、違約金の設定がないプランも多いと案内されています。 さらに、2022年7月1日以降に結ばれた契約(法人契約を除く)は、解約時に請求できる金額が制限されています。 違約金は、サービスの月額料金が上限です。 大手など対象の事業者が提供する携帯電話サービスでは、1,100円と月額料金のどちらか低いほうが上限になります。 一方で、2019年9月までに結ばれた契約には経過措置が認められていましたが、これは2023年末で廃止されました。 古い契約のままの人は、2024年以降の更新や継続ができない場合があるため、契約内容を確認してください。

乗り換え先で確認すること

  • サポートは店舗かオンラインか
  • 問い合わせは電話か、チャットやメールか
  • 使いたいオプションがあるか
  • 使いたいアプリに支障がないか
  • 支払い方法が合っているか
  • 家族割や固定回線のセット割が適用されるか
サポートの電話窓口があっても、フリーダイヤルか、ナビダイヤルか、通常の電話番号かで通話料は変わります。 契約前に、問い合わせ方法と料金を確認しておきましょう。

乗り換えにかかる費用の目安

費用金額(総務省の案内)メモ
MNP転出手数料Webは無料。電話・店舗は1,100円以下の場合がある乗り換え元に払う
SIMロック解除手数料Webは無料。電話・店舗は3,300円の場合がある今の端末を使い続ける場合
契約事務手数料・SIMカード代概ね3,300円前後乗り換え先に払う。店舗を利用するとかかる場合が多い
違約金契約による(上のルール参照)設定がないプランもある
これ以外にも費用がかかる場合があるため、最終的には乗り換え先の公式サイトで確認してください。
スグレタブログ編集部スグレタブログ編集部
乗り換え後の料金は、基本料金だけでなく、割引が外れる分と通話料を足して計算してください。固定回線や家族の契約が絡む場合は、そちらの違約金も確認が必要です。

格安SIMへの乗り換え手順

総務省の案内をもとに、電話番号を変えずに乗り換える場合の流れをまとめます。

全体の流れ

  1. 今の利用状況を確認する(データ使用量、通話料、オプション、割引)
  2. 乗り換え先の候補を探し、乗り換え後の料金を計算して今の料金と比べる
  3. 端末をそのまま使うか、新しく買うかを決める
  4. 乗り換え元で、MNPの手続きとキャリアメールの持ち運びの手続き(必要な場合)を確認する
  5. 乗り換え先で契約を申し込む
  6. 端末とSIMまたはeSIMを準備し、回線を切り替える
  7. 切り替えが完了すると、これまでの契約が解約される

MNPの2つの方式

電話番号を変えずに乗り換える手続きをMNP(番号持ち運び)といいます。 MNPには、2023年5月から始まったワンストップ方式と、従来のツーストップ方式があります。
項目ワンストップ方式(新方式)ツーストップ方式(従来方式)
手順乗り換え先のWebサイトで申し込むと、乗り換え元のサイトに自動で移り、解約の確認をして戻る乗り換え元でMNP予約番号を発行し、その番号を持って乗り換え先で申し込む
MNP予約番号不要必要
解約回線が切り替わると自動で解約される乗り換え先の契約が完了すると切り替わる
使える条件乗り換え元と乗り換え先の両方が対応していることワンストップに対応していない会社の間でも使える
ワンストップ方式では、乗り換え元のマイページへのログインが必要です。 ログインのIDやパスワードを忘れていると手続きが止まるので、先に確認しておきましょう。 総務省が公表している令和6年9月30日時点の表では、ドコモ、ahamo、au、UQ mobile、povo、ソフトバンク、ワイモバイル、LINEMO、楽天モバイル、日本通信、mineo、IIJmio、NUROモバイル、イオンモバイル、BIGLOBEモバイル、J:COM MOBILEなどが対応事業者として掲載されています。 その後の変更もありうるので、利用中の会社と乗り換え先の両方が対応しているかは、各社の公式サイトで確認してください。

ツーストップ方式の注意点

MNP予約番号を発行しても、乗り換え先の契約が完了するまでは、これまでの契約は解約されません。 予約番号には有効期限があり、期限内に乗り換え先の契約が完了しなかった場合は、乗り換え元の契約が続きます。 乗り換え先を決めてから、予約番号の発行を申請しましょう。 また、乗り換え元が利用者の同意なく、引き止めの営業をすることは禁止されていると総務省は案内しています。

キャリアメールを使い続けたい場合

ドコモ、au、ソフトバンクなどのメールアドレスを使い続けたい場合は、キャリアメールの持ち運びを利用します。 有料で、乗り換え元に申し込みます。 総務省の案内では、ahamo、povo、LINEMOや格安SIMを含め、基本的にすべての携帯会社の料金プランへ持ち運べます。 申込期間は会社によって異なり、解約と同時や解約後31日以内などの場合があります。 また、持ち運ぶ間は乗り換え元のメールサービスの料金を払い続けることになります。 自動転送のように、持ち運べない機能がある場合もあります。 キャリアメールは、銀行や通販サイト、各種サービスの登録に使っている人が多いので、乗り換える前に登録先を洗い出し、メールアドレスを変更しておくと手続きが楽になります。

端末はそのまま使える?SIMロックと対応周波数

乗り換えるときに、スマホを買い替える必要はありません。 総務省によると、これまでに乗り換えたことがある人のうち37.2%が、端末を変えずに乗り換えています(2021年12月実施の調査、18歳から79歳の男女5,763人)。

SIMロックを確認する

SIMロックは、端末代金の不払いなどを防ぐために、大手3社(ドコモ、KDDI、ソフトバンク)がかけている場合がある制限です。 解除しないと、ほかの会社のSIMを入れても使えない場合があります。 次の2つにどちらも当てはまる場合は、SIMロックがかかっている可能性があります。
  • 大手携帯会社3社から購入した端末である
  • 2021年9月30日以前に発売された端末である
2021年10月以降に発売されたスマホは、原則としてSIMロックが禁止されています。 ただし、それ以前に発売された端末が、その後も販売されているケースがあります。 自分の端末がロックされているかは、購入した会社の公式サイトで確認してください。 解除の手数料は、Webなら無料です。 電話や店舗では3,300円かかる場合があります。 なお、2015年4月以前に販売された携帯電話、ネットワーク制限がかかっている端末、盗難品などは解除できないと総務省は案内しています。

対応周波数と動作確認

SIMロックを解除しても、乗り換え先の周波数に端末が対応していないと、電波があっても繋がりにくい、または使えない場合があります。 乗り換え先の会社名と「動作確認端末」で検索して、自分の機種が一覧にあるか調べましょう。 日本通信の公式サイトも、SIMロック解除済みの端末で、提供しているバンドと端末の対応バンドが合っているか確認するよう案内しています。 通話が使えない、データ通信ができないといったときは、アクセスポイント名(APN)の設定が必要な場合もあります。 乗り換え先の設定ページの手順に沿って設定してください。

SIMカードとeSIMの違い

SIMは、携帯会社との契約を証明するもので、多くはICカードの形で端末に差し込みます。 形のないeSIMもあり、日本通信の公式サイトでは、eSIMなら申し込みから最短20分で使えると案内されています。 SIMカードの場合は、配送に時間がかかります。 SIMカードにはサイズ(標準、micro、nano)があるため、自分の端末に合う種類を選ぶ必要があります。 eSIMに対応した端末かどうかも、乗り換え先の公式サイトで確認しましょう。

中古端末を使う場合に確認すること

総務省は、中古のスマホを買うときに、次の点を確認するよう案内しています。
  • ネットワーク利用制限:盗難などで制限がかかった端末は「赤ロム」と呼ばれ、SIMを入れても通話やデータ通信ができない。携帯会社のサイトで、端末の製造番号から検索できる
  • SIMロック:かかっていると、契約している会社のSIMで使えない場合がある
  • 初期化:前の持ち主のデータやパスワード設定が残っていると使えないことがある
  • メーカー保証と販売店の保証:保証期間が終わっている場合が多い
  • SIMカードのサイズ:端末に合ったサイズを選ぶ
中古端末の業界団体であるリユースモバイル・ジャパン(RMJ)は、ガイドラインを作り、基準を守る販売事業者を認証する制度を運営しています。 認証マークの有無も、販売店を選ぶ目安になります。 端末を買い替える場合は、大手の「端末購入サポートプログラム」のように、返却を条件に残りの支払いが免除される仕組みもありますが、条件は会社ごとに違います。 返却の時期や、回線の継続利用などの条件が付く場合があるため、乗り換える前に確認しましょう。

端末と回線を毎月の定額で使うという点では、車のリースも似た仕組みです。月額に何が含まれ、途中でやめるとどうなるかは、こちらで確認できます。

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契約後に「思っていたのと違う」と感じたとき

乗り換えてみたら、期待していた速度や使い勝手と違った。 そうなった場合でも、契約したばかりなら使える制度があります。

初期契約解除と確認措置

初期契約解除は、通信サービスの契約書面を受け取ってから8日以内なら、一方的に契約を解除できる制度です。 契約期間に違約金が設定されていても、契約自体がなかったことになるため、違約金は払う必要がありません。 ただし、次のような実費は支払うことになります。
  • 解約時までのサービス利用料(原則、日割りの実費相当額)
  • SIMカードの発行手数料(MVNOの場合、概ね3,300円前後)
  • 工事費用(固定回線のみ)
  • 契約事務手数料(概ね3,300円前後)
  • MNP転出の手数料(Webなら0円、電話や対面では1,100円以下の場合がある)
また、端末の購入はキャンセルできない場合が多い点に注意してください。 大手3社など一部の会社では、初期契約解除の代わりに「確認措置」という制度が適用されています。 電波状況が不十分、説明が不十分などの場合に限り、端末もキャンセルできるようにしたものです。 確認措置の場合は、解約時までのサービス利用料などを支払う必要があります。 どちらの制度が適用されるかは、契約書面や乗り換え先の公式サイトで確認してください。

困ったときの相談先

契約の中身や解約の条件でトラブルになったら、消費者ホットライン「188」へ電話してください。住んでいる地域の消費生活センターなどの窓口を案内してもらえます。 消費生活センターが開いていない地域の相談は、国民生活センターが土日祝日の10時から16時に受け付けています。 「必ず安くなる」「他社の違約金は全額負担する」などの勧誘を受けた場合は、契約書面にその内容が書かれているかを確認し、書かれていなければ契約を急がないでください。 店舗や電話での勧誘では、不要なオプションを付けられていないかも見直しましょう。
スグレタブログ編集部スグレタブログ編集部
店頭や電話の勧誘で、契約書面にない条件を口頭だけで約束された場合は、その場で契約しないでください。内容に不安があるときは、消費者ホットライン188に相談できます。

格安SIMでよくある失敗と防ぐ方法

ここまでの内容を踏まえて、乗り換えで起きやすい失敗を整理します。
よくある失敗原因防ぐ方法
毎月の合計が思ったほど下がらない家族割や固定回線のセット割が外れた、通話料やオプションが加わった乗り換え後の合計額を、割引が外れる分も含めて計算する
昼や夜に通信が遅い混雑する時間帯の速度低下速度の計測結果を公表している会社を選ぶ。お試しコースがあれば先に使う
手元の端末が使えないSIMロック、対応周波数が合わないSIMロック解除と動作確認端末の一覧を、申し込み前に確認する
SMS認証が届かないデータ専用プランを選んだ音声通話付き、またはSMS付きのプランか確認する
キャリアメールが使えなくなった持ち運びの手続きをしないまま解約した乗り換え元でキャリアメールの持ち運びを申し込む
端末代の請求が残った分割払いが乗り換え後も続く残債と、返却で免除される条件を先に確認する
電話番号が引き継げないMNPの手続きが完了していない、予約番号の期限切れ期限と、ワンストップ方式への対応を確認する
どの失敗も、申し込む前の確認で防げるものです。 特に、割引が外れる分の計算と、端末とSIMの相性の確認は、後から取り返しにくい部分です。

格安SIMのよくある質問

格安SIMとは何ですか?

通信設備を持つ会社からネットワークを借りて携帯電話サービスを提供する会社(MVNO)のサービスを指すのが一般的です。総務省は、エリアと通話品質は大手と同じで、データ通信は混雑する時間帯に遅くなる場合があると案内しています。

格安SIMに乗り換えると電話番号は変わりますか?

MNP(番号持ち運び)を使えば、電話番号は変わりません。乗り換え元と乗り換え先がともにMNPワンストップに対応していれば、乗り換え先のWebサイトで申し込むだけで進められます。対応していない場合は、乗り換え元でMNP予約番号を発行してから申し込みます。

今使っているスマホはそのまま使えますか?

多くの場合は使えます。ただし、2021年9月30日以前に発売された大手3社の端末はSIMロックがかかっている場合があり、解除が必要です。解除しても周波数が合わないと繋がりにくいため、乗り換え先の動作確認端末の一覧で確認してください。

ドコモやauのメールアドレスは使い続けられますか?

キャリアメールの持ち運びを申し込めば、格安SIMを含む基本的にすべての携帯会社の料金プランで使い続けられます。有料で、乗り換え元への申し込みが必要です。申込期間は、解約と同時や解約後31日以内など会社によって異なります。

乗り換えてから合わないと感じたら解約できますか?

初期契約解除は、書面を受け取った日を含めて8日以内なら使えます。ただし、利用料の日割り分や事務手数料などの実費は払う必要があり、端末の購入はキャンセルできない場合が多いです。大手3社などでは、代わりに確認措置が適用されます。

契約や解約でトラブルになったときの相談先は?

消費者ホットライン「188」に電話すると、お住まいの地域の消費生活相談窓口を案内してもらえます。土日祝日の10時から16時には、国民生活センターが相談を受け付けています。

まとめ

格安SIMは、大手から回線を借りて安いプランを出している会社のサービスで、エリアと通話品質は大手と同じ、データ通信は混雑時に遅くなる場合があります。 選ぶときは、データ使用量、通話の多さ、サポートの受け方、家族割や固定回線のセット割が外れる分を同じ条件で比べてください。 乗り換えでは、MNPの手続き、SIMロックと対応周波数、キャリアメールの持ち運びの3つが、つまずきやすい部分です。 契約直後に合わないと分かった場合は、書面を受け取った日から8日以内に初期契約解除を検討できます。 契約でもめたときの相談先は、消費者ホットライン188です。 料金は変わりやすいため、申し込む前に各社の公式サイトで最新の内容を確認しましょう。
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この記事を書いた人

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