目次
リサイクルとは?3Rの中での位置づけ
リサイクルの意味
リサイクルは「再生利用」とも呼ばれ、ごみとして出たものを分別・回収し、原材料として作り直すことを指します。 たとえば牛乳パックがトイレットペーパーになったり、ペットボトルが新しいボトルや衣類の繊維になったりするのがリサイクルです。 形を変えずにそのまま使い続ける「リユース」とは、ここが違います。リデュース・リユースとの違いと優先順位
循環型社会形成推進基本法では、ごみの扱い方に「発生抑制→再使用→再生利用→熱回収→適正処分」という優先順位が定められています(環境省「循環型社会形成推進基本法の概要」)。| 順番 | 呼び方 | 内容 | 身近な例 |
|---|---|---|---|
| 1 | リデュース(発生抑制) | ごみになるものを減らす | マイバッグを使う、詰め替え品を選ぶ |
| 2 | リユース(再使用) | そのまま繰り返し使う | 古着を譲る、リサイクルショップで売る |
| 3 | リサイクル(再生利用) | 原材料に戻して作り直す | 缶・びん・ペットボトルの分別 |
| 4 | 熱回収 | 燃やした熱をエネルギーに使う | ごみ焼却の熱で発電する |
| 5 | 適正処分 | どうしても使えないものを処分する | 埋め立て |
品目ごとに決まっているリサイクルの法律
日本では、ものの種類ごとにリサイクルの法律が分かれています。 家庭に関係が深いのは、次の4つです。| 法律 | 主な対象 | 家庭でやること |
|---|---|---|
| 家電リサイクル法 | エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機 | 販売店などに引き取ってもらい、リサイクル料金と収集運搬料金を払う |
| 容器包装リサイクル法 | びん、缶、ペットボトル、紙製・プラスチック製の容器包装 | 自治体のルールどおりに分別して出す |
| プラスチック資源循環法 | 容器包装以外も含むプラスチック製品 | 自治体がまとめて回収している場合はそのルールで出す |
| 自動車リサイクル法 | 使用済みの自動車 | リサイクル料金を払い、引取業者に渡す |
家電4品目は自治体のごみに出せない
エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目は、家電リサイクル法で小売業者による引き取りと、メーカーによるリサイクルが義務づけられています。 捨てる人は、収集運搬料金とリサイクル料金を払うことになっています(環境省「家電リサイクル法の概要」)。 メーカーには、引き取った製品の55〜82%をリサイクルする基準も定められています。 多くの自治体では粗大ごみとして回収していないので、買い替えのときに販売店へ頼むか、自治体の案内で引き取り先を確かめましょう。容器包装とプラスチック製品
容器包装リサイクル法では、消費者が分別して出し、市町村が回収し、事業者がリサイクルするという役割分担になっています。 2022年4月には「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が施行され、容器包装以外のプラスチック製品も一緒に回収する自治体が出てきました。 同じプラスチックでも「資源」か「燃やすごみ」かは自治体ごとに違うため、引っ越したら最初に分別表を見直すのがおすすめです。 家庭ごみの中でも、プラスチックは分別の仕方で結果が変わります。個人でできる減らし方と、正しい出し方をまとめています。
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家庭でできるリサイクルの進め方
- 住んでいる自治体の分別表やアプリで、品目ごとの出し方を確かめる
- 容器は中身を出し、軽くすすいでから出す
- 家電4品目やパソコンなど、別のルートがあるものを分けておく
- まだ使えるものは、捨てる前に売る・譲ることを考える
リサイクルに回せないもの
汚れが落ちない容器や、紙とプラスチックがはがせない複合素材は、資源として受け付けていない自治体が多いです。- 油や食べ残しがこびりついたままの容器
- リチウムイオン電池が入ったままの小型家電(収集車の火災につながるおそれがある)
- 資源の日以外に出された資源ごみ
スグレタブログ編集部同じプラスチックでも、自治体によって資源ごみか燃やすごみかが違います。スマホのバッテリーやモバイルバッテリーは発火のおそれがあるので、ほかのごみに混ぜず、自治体や回収協力店の案内に従って出しましょう。
売る・譲るのもごみを減らす方法
服や家具、家電は、リサイクルショップやフリマアプリで売ったり、知人に譲ったりすると、ものの形のまま使い続けられます。 これは厳密にはリサイクルではなくリユースで、優先順位ではリサイクルより上です。 壊れたものでも、直して使うリペアや、別の用途に作り変えるアップサイクルという選び方もあります。 捨てずに生かす方法には、リサイクルのほかにアップサイクルやリメイクもあります。それぞれの違いを例と一緒に比べています。
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リサイクルの環境と家計へのメリット
- 原材料を一から掘り出したり作ったりする量を減らせる
- 埋め立てに回るごみが減り、処分場を長く使える
- 使えるものを売れば、家計の足しになる
- 指定ごみ袋が有料の自治体では、燃やすごみが減ると袋代も減る
リサイクルのよくある質問
リサイクルとリユースの違いは何ですか?
リユースはものの形のまま繰り返し使うこと、リサイクルは原材料に戻して作り直すことです。法律上の優先順位はリユースのほうが上です。
冷蔵庫やテレビは粗大ごみに出せますか?
エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機は家電リサイクル法の対象で、販売店などに引き取ってもらい、リサイクル料金と収集運搬料金を払います。
汚れたプラスチック容器もリサイクルに出せますか?
軽くすすいでも汚れが落ちない容器は、資源として受け付けない自治体が多いです。出し方は住んでいる自治体の分別表で確かめてください。
リサイクルをすれば環境への負担はなくなりますか?
回収や加工にもエネルギーを使うため、負担がゼロになるわけではありません。まずごみを減らし、繰り返し使うことと組み合わせるのが大切です。


