販売管理システムとは?業界特化型と汎用型のメリット・デメリット、インボイス対応と選び方

販売管理システムとは?業界特化型と汎用型のメリット・デメリット、インボイス対応と選び方
販売管理システムは、見積もりから受注、出荷、売上、請求、入金までの「ものやサービスを売る流れ」と、それに関わる在庫や仕入のデータをまとめて管理するシステムです。 Excelや紙で管理していると、同じ内容を何度も書き写したり、請求漏れや入金の確認漏れが起きたりしがちです。 販売管理システムには、特定の業界向けに作られた「業界特化型」と、どの業界でも使える「汎用型」があります。 この記事では、販売管理システムの基本の機能、業界特化型と汎用型のメリット・デメリット、インボイス制度への対応、選び方をまとめました。
目次

販売管理システムが扱う流れと機能

  1. 見積:見積書を作り、履歴を残す
  2. 受注:見積から受注データを作る(書き写しが不要)
  3. 出荷・納品:納品書を作り、在庫を減らす
  4. 売上:売上を計上し、得意先ごとに集計する
  5. 請求:締め日ごとに請求書をまとめて作る
  6. 入金:入金を消し込み、未入金を一覧にする
このほか、仕入先への発注から仕入、支払いまでを扱う購買管理や、在庫管理の機能を持つものも多くあります。 一度入れたデータが見積から入金まで引き継がれるので、書き写しのミスと、請求・入金の確認漏れを減らせるのが大きな利点です。

業界特化型と汎用型の違い

比べる点業界特化型汎用型
例食品卸、アパレル、建設、印刷など向け業種を問わない標準的な販売管理
よいところ業界の商習慣に合った機能が最初からそろっている価格が手ごろで、始めやすい
気をつけたいところ費用が高くなりやすく、事業の幅を広げたときに合わなくなることも業界独自の管理には、設定や追加開発が必要なことがある
向いている会社業界特有の管理が多く、件数も多い会社標準的な受発注が中心の会社、初めて導入する会社

業界特化型が合うケース

  • 食品の賞味期限やロット、アパレルの色・サイズなど、業界独自の項目を管理する
  • 建設や印刷のように、案件ごとに原価を集計する
  • 業界の取引先との専用のデータ交換が必要

汎用型が合うケース

  • 見積・受注・請求の基本の流れが中心
  • まずは費用を抑えて、Excel管理から切り替えたい
  • 今後、扱う商品やサービスの種類を広げる予定がある
在庫の扱い方は業種によって大きく変わります。製造業・小売業・物流業での在庫管理システムの違いを紹介しています。
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スグレタブログ編集部スグレタブログ編集部
特化型か汎用型かで迷ったら、今のExcelで「自社だけの特別な列」がいくつあるかを数えてみてください。その列が多いほど、業界特化型のほうが合う可能性が高くなります。

インボイス制度への対応を確かめる

販売管理システムで請求書や納品書を作る場合、インボイス制度に合った記載ができるかを確かめておきましょう。 国税庁の案内では、インボイス(適格請求書)には次の事項を記載する必要があります。
記載事項
① 交付を受ける相手の氏名または名称
② 売手の氏名または名称と登録番号
③ 取引年月日
④ 取引内容(軽減税率の対象品目である旨)
⑤ 税率ごとに区分した対価の合計額と適用税率
⑥ 税率ごとの消費税額等
請求書に限らず、所定の事項が書かれていれば、領収書や納品書などの名前を問わずインボイスになります。 登録番号と、税率ごとの合計・消費税額が自動で入るかは、導入前に見本の請求書を出して確かめておくと安心です。

販売管理システムの選び方

  1. 今の業務の流れと、困っている場面(転記、請求漏れ、入金確認など)を書き出す
  2. 業界独自の管理項目が必要かどうかで、特化型か汎用型かを決める
  3. 会計ソフトや在庫管理、ネットショップとの連携を確かめる
  4. クラウド型か、自社のサーバーに置くオンプレミス型かを決める
  5. 無料のお試しや見本で、実際の帳票を作ってみる
取引先の情報や商談の進み具合も一緒に管理したいなら、顧客管理の方法の違いも知っておくと選びやすくなります。
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販売管理システムのよくある質問

販売管理システムとは何ですか?

見積から受注、出荷、売上、請求、入金までの流れと、在庫や仕入のデータをまとめて管理するシステムです。

業界特化型と汎用型はどちらがいいですか?

賞味期限やロット、色・サイズ、案件ごとの原価など業界独自の管理が多いなら業界特化型、基本の受発注が中心なら汎用型が向いています。

販売管理システムはインボイス制度に対応していますか?

多くのシステムが対応していますが、登録番号や税率ごとの合計・消費税額が正しく入るかは、導入前に見本の請求書で確かめておきましょう。

Excelから販売管理システムに切り替える目安は?

書き写しのミスや請求漏れ、入金の確認漏れが増えてきたとき、担当者が複数になったときが目安です。

まとめ:業界独自の管理が多いかどうかで型を選ぶ

販売管理システムは、見積から受注、出荷、売上、請求、入金までの流れと、在庫や仕入のデータをまとめて管理するシステムです。 業界独自の管理が多いなら業界特化型、基本の受発注が中心なら汎用型が向いています。 インボイスの記載事項に合った請求書を作れるか、会計ソフトと連携できるかも確かめて選びましょう。
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