保育士は副業できる?公立と私立の違い、向いている副業と届出・税金の注意点

保育士は副業できる?公立と私立の違い、向いている副業と届出・税金の注意点
保育士の資格や経験は、ベビーシッターやピアノの講師、保育のことを書くWebライターなど、副業でも生かしやすいものです。 ただ、公立の保育所で働く正規の職員は地方公務員なので、副業には任命権者の許可が必要で、私立でも園の就業規則で決まりがあります。 この記事では、保育士が副業できるかどうかの決まり、保育士に向いている副業、税金と働く時間の注意点をまとめました。
目次

保育士が副業できるかどうかの決まり

勤め先副業の決まり
公立保育所の正規職員(地方公務員)地方公務員法第38条で、報酬を得て仕事をするには任命権者の許可が必要
公立保育所の短時間の会計年度任用職員同条の許可の対象外とされている(自治体の決まりも確かめる)
私立保育園・認定こども園など法律の制限はなく、園の就業規則による
公務員の許可は、本業に支障がないか、職員としての信用を傷つけないかなどで判断されます。 私立の園でも、副業を届け出制や許可制にしている就業規則が多いので、始める前に確かめて、必要なら園に申し出ましょう。

保育士に向いている副業

副業生かせること気をつけたいこと
ベビーシッター保育の資格と経験がそのまま生きる個人で仕事として行うときは、都道府県などへの届出が必要
ピアノや習いごとの講師音楽や工作など、保育で使っている特技教室との契約の形(雇用か業務委託か)
Webライター・イラスト保育の知識や、手遊び・製作のアイデア園の子どもや保護者が特定される内容を書かない
休日の単発のアルバイトイベントの子ども向けスタッフなど本業の疲れがたまらない日数にする

ベビーシッターは届出が必要

児童福祉法第59条の2では、認可を受けていない保育施設を始めた人は、1か月以内に都道府県知事に届け出なければならないとされています。 個人で家に行って子どもを預かるベビーシッターも、仕事として行うなら届出の対象とされています。 マッチングサービスを使う場合も、届出をしていることが登録の条件になっていることが多いので、先に手続きをすませましょう。
スグレタブログ編集部スグレタブログ編集部
副業を始める前に、行事の多い月や持ち帰りの仕事が増える時期を書き出してみてください。その月は副業を減らす、と決めておくと無理がありません。

税金と働く時間の注意点

ベビーシッター代や講師の報酬も申告の対象

園の給与のほかに、シッター代や講師料、原稿料などで得たもうけ(収入から交通費などの経費を引いた額)が年に20万円を超えたら、翌年3月15日までに税務署へ申告します。 もうけがそれより少ない年でも、市区町村の住民税には同じ基準がないため、役所の窓口で申告の要否を聞いておくと安心です。

雇われて働く副業は、働いた時間が通算される

労働基準法第38条では、勤め先が違っても、労働時間は通算するとされています。 本業と副業のアルバイトをあわせて1日8時間、週40時間を超えると、残業の扱いになることがあるので、副業先に本業の勤務時間を伝えておきましょう。
  • 夜遅くまで副業をして、翌日の保育中に集中できなくなる
  • 園の保護者に、個人で直接ベビーシッターの仕事を持ちかける
  • SNSやブログに、園や子どもが分かる写真やエピソードを載せる
ベビーシッターの副業の始め方や、届出の進め方はこちらでくわしく紹介しています。
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保育士の副業のよくある質問

公立の保育士は副業できますか?

正規の職員は地方公務員なので、地方公務員法第38条により、報酬を得て仕事をするには任命権者の許可が必要です。短時間の会計年度任用職員は許可の対象外とされていますが、自治体の決まりも確かめましょう。

私立の保育士は副業できますか?

法律の制限はなく、園の就業規則によります。届け出制や許可制にしている園が多いので、始める前に確かめましょう。

ベビーシッターを副業でするのに届出は必要ですか?

仕事として行うなら、児童福祉法第59条の2にもとづき、都道府県などへの届出が必要とされています。

副業の収入はいくらから確定申告が必要ですか?

保育園の給与以外のもうけが年に20万円より多ければ税務署への申告がいります。少ない年も、住民税は市区町村に申告することがあります。

まとめ:勤め先の決まりを確かめ、体力と時間に余裕を持って

公立保育所の正規職員は地方公務員法第38条で任命権者の許可が必要で、私立の園は就業規則によります。 保育士の資格はベビーシッターなどで生かせますが、個人で仕事として行うときは児童福祉法の届出が必要です。 副業の所得が20万円を超えたら確定申告をし、本業の保育に影響が出ない範囲で続けましょう。
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