結婚を決めたカップルにとって、式のスタイルを選ぶことは大きなテーマといえるでしょう。
結婚式場での挙式を思い描く方もいれば、近年注目されているレストランウェディングを検討するケースもあります。
この記事では、結婚式場とレストランウェディングの違いをわかりやすくご紹介します。
時間や招待人数、費用相場といった観点から両者を比較し、それぞれの魅力をチェックしていきましょう。
選ぶ前に知っておきたい基本的な違い
結婚式場とレストランウェディングは、どちらも「結婚式」の形式ではありますが、サービス内容や雰囲気には明確な違いがあります。
まずはそれぞれの特徴を理解し、自分たちの理想に合ったスタイルをイメージすることが大切です。
結婚式場の特徴
結婚式場では、挙式から披露宴までを一貫して行える環境が整っています。
専属のプランナーがサポートしてくれることが多いため、細部まで丁寧に準備を進めやすいのが魅力です。
また、チャペルや披露宴会場など、写真映えする空間が多数用意されているのもメリットといえるでしょう。
ドレスや装飾の選択肢も豊富なので、華やかな演出を希望するカップルには特におすすめです。
レストランウェディングの特徴
レストランウェディングは、美味しい料理とともに挙式を楽しめるスタイルとして人気を集めています。
会場の規模によっては、少人数でのアットホームなパーティが実現しやすく、ゲストとの距離も近く感じられるでしょう。
ただし、演出を重視した大規模な結婚式には向かない場合があります。
空間を上手に活用して、手作り感のある温かな式を作りたい方にはぴったりです。
式の時間帯やスケジュール
結婚式当日のスケジュールは、会場の形態によって異なることがあります。
華やかに過ごす一日を求めるのか、それともゲストとリラックスした時間を共有したいのかで選ぶ会場も変わってきます。
結婚式場の場合
結婚式場では、一日に複数のカップルが挙式や披露宴を行うことが一般的です。
そのため、午前中に挙式、午後に披露宴という流れがスタンダードとなっています。
最近では、ナイトウェディングを希望する方も増えており、夕方からの幻想的な演出を楽しむカップルも見られます。
ただし、スケジュールは式場側に合わせる必要があるため、希望通りの時間を確保できないこともあるでしょう。
レストランウェディングの場合
レストランは通常の営業時間があるため、その範囲内で挙式や披露宴を行うことが多くなります。
貸切にする場合は自由度が高まりますが、そのぶん貸切料が発生するケースもあります。
また、他の予約状況によっては大人数の開催が難しい場合もありますので、注意が必要です。
比較的短時間のパーティ形式が多いため、式をシンプルにまとめたいカップルに向いています。
ゲスト人数と雰囲気の違い
招待する人数や式全体の雰囲気も、どの会場を選ぶかによって大きく異なってきます。
ゲストにどのような空間で過ごしてもらいたいのかをイメージしながら、会場選びを進めると良いでしょう。
大規模パーティーか、小規模でアットホームか
結婚式場は、大人数を収容できる広い会場や披露宴専用のバンケットが整備されています。
華やかな演出を取り入れたい方や、多くのゲストを招待したい方には安心感のある選択肢といえるでしょう。
一方、レストランウェディングは少人数から中規模のパーティに向いています。
ゲストと会話を楽しみながら、落ち着いた雰囲気で式を進めたい方には理想的な環境です。
招待ゲストによって選ぶ基準
会社関係や遠方からの親族を多く招く場合には、格式のある結婚式場のほうが安心感を与えることができます。
フォーマルな印象を大切にしたい方には、式場が向いているといえるでしょう。
一方で、親しい友人や家族とのリラックスした時間を過ごしたい場合は、レストランウェディングが最適です。
食事を中心にした温かい空間で、気取らないパーティを楽しめます。
気になる費用相場の目安
結婚式の予算は、多くのカップルが気になるポイントのひとつです。
結婚式場とレストランでは費用の構成が異なるため、それぞれの相場を把握しておくことが大切でしょう。
結婚式場の料金相場
挙式料や会場費、料理、ドリンク、装花、衣装など、さまざまな項目の費用が合算される仕組みになっています。
グレードや人数によって大きく変動しますが、数百万円単位になることも珍しくありません。
専属のプランナーがいるため、全体を相談しながらプランを調整できるのは大きな魅力です。
ただし、オプションを追加すればするほど費用は増えていくため、事前に予算をしっかりと立てておきたいところです。
レストランウェディングの料金相場
基本的には料理とドリンクが中心で、派手な演出を行わないぶん費用は比較的抑えやすくなります。
全体的に見ても、結婚式場よりもリーズナブルになる傾向があるでしょう。
ただし、貸切料や装飾、ウェディングケーキのオプションを加えると、意外と金額が上がることもあります。
プランが明確に決まっていない場合もあるため、事前に見積もりを細かく確認しておくことが望まれます。
プロデュース・演出面での違い
結婚式場とレストランでは、演出の幅やスタッフのサポート体制に違いがあります。
自分たちが重視したいポイントを明確にしておくことで、会場選びもスムーズに進みます。
結婚式場の演出サポート
経験豊富なプランナーによる提案が受けられるのは、式場ならではのメリットです。
映像演出や大掛かりな照明、装飾など、充実した設備で本格的な式を演出できます。
ゲスト参加型のイベントやサプライズも取り入れやすいため、思い出に残る結婚式を作りたい方には適しているでしょう。
レストランウェディングの演出スタイル
レストランならではの温かみを感じられる演出が魅力といえます。
スタッフとの距離が近く、手作りの装飾やシンプルな演出で自分たちらしさを出しやすいのが特徴です。
ただし、音響や照明設備が限られているケースもあるため、そこを理解したうえでプランを練る必要があります。
会話と料理を中心にした、落ち着いた雰囲気の式を希望するカップルにはぴったりです。
まとめ
結婚式場は、設備が整っていて手厚いサポートも受けられるため、フォーマルで華やかな式を目指す方に向いています。
多くのゲストを招待し、演出にもこだわりたいカップルには最適といえるでしょう。
一方のレストランウェディングは、少人数での開催やアットホームな雰囲気を重視する方におすすめです。
ゲストとの距離が近く、料理を楽しみながら温かい時間を過ごすことができます。
時間帯や招待人数、費用、演出といった点はカップルごとに理想が異なるはずです。
おふたりにとって最適なスタイルを見極めながら、心に残る素敵な結婚式を叶えてください。