「電気代の仕組みはシンプルがいい、でも通信も含めてトータルで節約したい」─そんな方に向くのがソフトバンクの「おうちでんき」です。
地域の標準的な単価と同等水準を目安にしつつ、スマホ・ネットのセット割で通信費まで見直し可能。
オンライン申込で手続きもスムーズ、生活トラブル対応サービスが付いている点も安心材料です。
おうちでんきとは?
SBパワー株式会社(ソフトバンクグループ)が提供する新電力プラン。
全国(離島等の一部地域を除く)で申込可能で、基本料金・電力量料金を各地域の従量電灯プランと同等水準に揃えた設計がベースです。
なお、燃料費調整額に上限がないため、市況によっては請求が変動しやすい点に留意しましょう。
提供エリア
エリアごとに提供プラン・受付状況が異なります。
東北・九州・北陸は「おうちでんき」ではなく各社連携の「おうち割〇〇電力 でんきセット」へ案内される場合があります。
関西は「おうちでんき Powered by 関西電力」などエリア専用プラン、沖縄はおうちでんき提供あり。
最新の提供状況は公式料金ページでご確認ください。
料金プランと特徴
地域の従量電灯と同等水準の料金設計
電気の使い勝手はそのままに、料金は地域の標準的な従量電灯と原則同等水準を目安に設計。
「新電力は単価が不安」という方でも検討しやすいのがメリットです。
一方で、燃料費調整額に上限がないため、燃料高騰局面では負担が増える可能性があります。
通信とのセット割「おうち割 でんきセット」
ソフトバンクやワイモバイル等の回線と組み合わせることで、毎月の通信費に割引が適用されるセット割が利用可能です(対象サービス・回線数・割引額・適用条件は最新の公式条件を確認)。
「電気+通信」をまとめて見直したい家庭に相性の良い仕組みです。
初月無料などのキャンペーン
申込時期・条件により、初月の電気代が無料になるなどのキャンペーンが実施されることがあります。
エントリー条件や対象期間は変動するため、申込前に公式サイトで必ず確認しましょう。
生活トラブル対応「おうちレスキュー」
水まわり・鍵・ガラスなど、生活の突発トラブルに駆けつけるおうちレスキューが一定期間無料で付帯(対象内容・出張/作業費の扱い・上限回数などの条件あり)。
日常の不安を下げられる付加価値です。

メリット・デメリットまとめ
メリット
- 地域の従量電灯と同等水準の料金設計で乗り換えやすい
- おうち割 でんきセットで通信費もトータル節約が狙える
- おうちレスキューなどの付帯サービスで安心感がある
- オンライン申込で切替がスムーズ、キャンペーン適用のチャンスも
デメリット・注意点
- 燃料費調整額に上限なしのため、市況次第で請求が増える可能性
- セット割や特典は対象回線・期間・条件の確認が必須
- 一部プランで契約期間・解約金が設定される場合がある
どんな人におすすめ?
- 電気料金は大きく変えず、通信費まで含めて家計を最適化したい人
- 新電力が初めてで、料金水準のギャップが少ないプランを選びたい人
- 生活トラブル対応などの付帯サービスに価値を感じる人
- キャンペーンの初期コスト軽減を活用して乗り換えたい人
申し込みの流れ
- 公式サイトで住所・現在の契約情報を入力し、提供可否と料金目安を確認
- 希望プランとおうち割 でんきセット等の適用有無を選択
- Webで申込完了。原則、メーター工事は不要で現在の電力会社への解約連絡も不要(引越し時など例外あり)
- 検針日のタイミングで自動切替。キャンペーン対象なら初月無料が適用される場合あり
よくある質問(FAQ)
電気代は地域の従量電灯と本当に同じ水準?
- おうちでんきは、基本料金や電力量料金が各地域の従量電灯とほぼ同じ水準で設計されています。そのため、電気代が極端に上がるといった心配は少なく、利用者にとって安心感のある仕組みといえます。ただし、燃料費調整額には上限が設けられていないため、市場の燃料価格が急騰した場合は請求額が増える可能性があります。たとえば、ガスや石油価格が国際的に上がると、その影響を直接受けやすくなります。短期的には地域電力と差が出にくいものの、長期的には変動が大きいケースもあるため、毎月の請求を確認しながら使うのが安心です。電気代の見直しや省エネ対策と組み合わせれば、より家計を安定させやすいでしょう。
セット割でどのくらい安くなる?
- おうちでんきは、ソフトバンクやワイモバイルのスマホやネット回線と組み合わせることで「おうち割 でんきセット」が利用できます。このセット割によって通信費が毎月割引され、家庭全体の支出を抑えることができます。具体的には1回線あたり数十円から百円単位の割引があり、最大で10回線まで適用可能です。家族全員がソフトバンクやワイモバイルを使っている場合は、合計すると大きな節約効果になるケースもあります。電気代自体が地域水準と同じでも、通信費の部分で継続的にお得感が出せるのがポイントです。契約回線数や利用状況を整理してから申し込むと、どれくらい節約になるかイメージしやすくなります。
初月無料は常に適用される?
- おうちでんきは、契約時期やキャンペーンによって初月の電気代が無料になることがあります。常に適用されるわけではなく、対象となる時期や条件は公式のキャンペーンに従います。例えば、特定の期間内に申込を完了した場合や、特定のプランを選んだ場合に初月無料が適用されるケースがあります。無料の対象はあくまで初月の電気料金であり、2ヶ月目以降は通常の料金が発生します。申込前に必ず公式サイトで現在のキャンペーン内容を確認することが大切です。もし適用されれば初期費用の負担が軽くなり、乗り換えや新規契約の心理的なハードルを下げてくれるでしょう。
トラブル時のサポート内容は?
- おうちでんきには「おうちレスキュー」という生活サポートサービスが付帯しています。これは水回りのトラブル、鍵の紛失、ガラスの破損など、日常で急に発生する困りごとに対応してくれるサービスです。一定期間は無料で利用でき、出張費や基本作業料がかからないため、いざという時に非常に頼りになります。ただし、すべての費用が無料になるわけではなく、部品代や特殊な作業には別途料金がかかる場合があります。また、利用回数やサービス対象地域に制限があることも多いため、事前に利用条件を確認しておくことが大切です。普段はあまり意識しないものの、トラブルは突然起こるため、付帯サービスがあるだけで安心感は大きくなります。
契約期間や解約金はある?
- おうちでんきには、一部のプランで契約期間や解約金が設定されています。たとえば1年間の契約期間があるプランでは、1年未満で解約した場合に数千円の違約金が発生するケースがあります。契約期間がないプランもありますが、特典やキャンペーン適用があるプランほど契約縛りが設定される傾向があります。解約金は大きな額ではないものの、転居やライフスタイルの変化に合わせて電力会社を見直す可能性がある方にとっては注意が必要です。申込前に利用規約をよく確認し、自分の生活に合ったプランを選ぶことが安心につながります。
まとめ|シンプルな料金+通信割で家計を最適化
おうちでんきは、地域の従量電灯と同等水準を目安にした料金設計で乗り換えやすく、通信とのセット割でトータルの支出を抑えやすいのが魅力です。
おうちレスキュー等の付帯サービスや初月無料キャンペーンも活用すれば、コストと安心の両立がしやすくなります。
電気と通信をまとめて見直したい家庭に、有力な選択肢と言えるでしょう。